ファッション業界でもそれぞれの企業・ブランドにおけるサステナブルな取組みは様々で異なります。
新しい取組みやこれまでになかった素材の開発など、技術は日進月歩です。
これまで大きな負荷を課されてきた
環境、動物、労働環境、衣類ロスの4つに対して行われている企業の取組みを順番に紹介していきます。
今回は【環境】に関して。
環境負荷を減らす取り組みとして、
・長く着られる丈夫な商品を作る
長期間着用されることを前提とした衣服作りによって
大量消費・大量廃棄の流れに歯止めをかけることができます。
こうした耐久性のある丈夫な長く使える服のことをファストファッションに対して
スローファッションと呼ぶ動きも出てきています。
・リペアでもっと長く使えるようにする
ブランドがリペアサービスを始めたり、
動画で簡単なお直しやリフォーム方法を紹介するなど、
長く愛着を持って着用してもらうためのサービスが増えています。
・環境に配慮した素材を使う
これまでコットンなど多くの天然素材が大量の水を使って栽培されてきました。
しかし、使用する水の量のほかにも重大な問題がありました。
それは、有害な化学肥料や農薬を大量に使って栽培を管理してきたこと。
この問題を解決するため、
オーガニックコットンという素材が登場します。
オーガニックコットンとは無農薬で栽培されるコットンのことで、
この農薬や化学物質を使わない、
土壌にも生産者の健康にも貢献できる素材を積極的に採用するブランドが増えてきています。
・環境に配慮して生産方法を工夫する
ファッション業界の多くのブランドが、
原材料の製造過程で地球に大きな負担をかけていることを認識しています。
染色の際に使う水を減らしたり、
天然繊維を生産する際になるべく農薬を減らして土壌への負担を減らしたりしています。
生産方法そのものの環境への影響を減らす取組みが始まっているのです。
次回は【動物】に関するファッション業界の企業・ブランドにおける
サステナブルな取組みについて紹介していきます!